使用上の注意
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【効果・薬害等の注意】
- 希釈に使用する水はきれいな水を用いて下さい。泥などで濁った水を用いると、泥の粒子に本剤の成分が吸着して不活性化し効果が劣ります。
- 本剤は界面活性剤を含んでいますから展着剤加用の必要はありません。
- 処理後6時間以内に降雨があつた場合、特に2時間以内に多量の降雨があった場合には効果が劣りますから、再度処理して下さい。
- 本剤は処理後、成分が茎葉より吸収され、地下部ヘの移行が完了するまでには数日間を必要とします。したがって、処理後7〜10日間は刈り払ったり、耕起したりしないで下さい。
- 本剤は通常2〜14日で効果が発現し、効果完成までにさらに日数を要するので、誤って再散布しなでください。
- 本剤はグリホサートを含む農薬であるので、他のグリホサートを含む農薬の使用回数と合わせ、総使用回数の範囲内で使用してください。また使用量に合わせ調整し、使いきるようにしてください。。
- 本剤は土壌中で速やかに不活性化するので、雑草の発生前処理効果はありません。
- 本剤は散布時の雑草の草丈や葉面積の大きい程、効果が確実となるので、散布前に雑草の地上部を刈り払わないでください。
- スギナを防除する場合は、スギナの生育期を過ぎた時期での散布は効果が劣ることがありますので適期に散布するよう留意してください。
- クズ、フジ等のつる類のつる注入処理に使用する場合は、地際近く(20cm程度)の1〜3ヶ所にナタ等でつるに傷をつけてから切口に薬液が十分付着するように処理してください。
- つまみ菜・間引き菜には使用しないでください。
- 植物に薬液が付着すると薬害が生じるので、散布液が付近の農作物、樹木の茎葉に飛散しないように散布してください。
- 水源地、養殖地等に本剤飛散流入しないよう十分にご注意ください。
- 本剤の散布に使用した器具類は、使用後出来るだけ早く水で洗っておき、他の用途で使用する場合薬害の原因にならないようご注意ください。
- 散布器具、容器の洗浄水は河川等に残さず、空の容器は環境に影響を与えないよう適切に処理してください。
- 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導をお受けになることをお勧めします。
【安全使用上の注意】
- 原液は眼に対して強い刺激性があるので、散布調整時及びつる処理の際は保護眼鏡を着用して薬剤が眼に入らないようご注意ください。眼に入った場合は直ちに十分水洗いをし、眼科医の手当てを受けてください。
- 本剤は皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないようご注意ください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
- 散布及びつる処理の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン、長袖の作業衣をご着用ください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいを行なってください。
- 公園、堤等等で使用する場合は、小児や散布に関係のない者が作業現場に近づかないよう配慮するとともに居住者、通行人、家畜などに被害を及ぼさないよう注意してください。
また散布後であっても、少なくともその当日は散布区域に立ち入らないように縄囲いや立札をたてるなどのご配慮をお願いします。
- 使用残りの薬剤は必ず安全な場所に保管してください。
- 本剤は水産動物に影響を及ぼすので、養魚田での使用は避け、養魚田周辺での使用でも十分注意してください。
- 誤飲に注意してください。万一誤飲の際は吐き出させ、直ちに医師の手当てを受けてください。また本剤使用中に異常を感じた時も直ちに医師の手当てを受けてください。
保管は直射日光をさけ、なるべく低温な場所に密栓して保管してください。
有効期限内に使用してください。
【農作物・有用植物への安全使用のための注意】
本剤の殺草作用は非選択性ですから、付近の農作物や有用植物の茎葉に薬液が飛散・付着すると、激しい薬害を生じます。
―般に、果樹や大型用樹木の成熟(褐色化)した幹に飛散しても問題ありませんが、葉や枝条、あるいは幼水の幹には散布液の飛散を生じないようにしなければいけません。
また、草木の作物や有用植物にはもちろん飛散は絶対に避けなければなりません。
しかしながら、土壌面に落下した成分は強く土壌粒子に吸着され速やかに不活性化し、土壌中を移行することがありませんので、根部吸収害を及ぼすことはありません。
したがって、散布に当っては、付近の作物や有用植物に薬液が飛散しないよう十分注意して下さい。 |